Hola! ろかです。
このご時世になってから、家にいる時間が長くなって、自習時間が長くなったり資格の勉強を始められたりした方も多いと思います。
勉強するために、わかりやすいテキストや問題集を購入し、何周も問題集をやりこむ。これが「一般的な」学習法だと思います。
ここで一つ質問です。「問題集を何周も解く」ことが果たして本当に知識になっているのでしょうか?
答えは、「NO!」です。
では、何周もやっているのに成果が出ない方、以下のようなお悩みを持っていませんか。
- 試験の問題に変化球(出題傾向と異なる問題)が出た時に解けない
- 論述式の答えや計算式をうまく書くことができない
- 毎回同じ問題でミスをしている
もしかすると、あなたの復習法にひと工夫するだけで、解決するかもしれません。
今回は、中学校で学年300人中200位から1位になった、+αの復習法をお伝えします。
テキストへの書き込みは一切不要!非常にシンプルな復習法
用意するもの
まずは、下記のものをご準備ください。
- 問題集
- ノート(iPadや電子ノートでもOK)
- ガシガシかけるペン(鉛筆でもボールペンでも)
…以上です。勉強する時に使っているもので大丈夫。
ただ、書く量は多くなるので、持ちやすいペンやガシガシ使っても気にならない筆記具が◎です。
![初号機ボールペンがお気に入りです](https://www.riderroca.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_6082-768x1024.jpg)
実践編:やり方はとてもシンプル
それでは、FP3級の勉強で使っているノートを参照しながら、ご説明します。
4つの項目をノートに書くだけ
まずは、お持ちの問題集を解いて、答え合わせをしてください。
そして、復習が必要な問題をチェックして、作業を開始します。
※復習が必要な問題とは、下記3つを指します。
- 間違えた問題
- わからなくてテキトーに書いた問題(正誤問わず)
- 無回答の問題
次に、問題を解いた同じノートに、以下の画像の通り「4つの項目」を書いてください。
![4つの項目](https://www.riderroca.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_6078-1024x413.jpg)
- 問(問題)
- 正(正答)
- 答(自分の答え)
- 理(理由)
下準備は完了。実際に内容を書いていきます
この時、下記に記すポイントを必ず意識してください!
![](https://www.riderroca.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_6081-1024x325.jpg)
- 問題は、できるだけ原題の通り書く。長い場合は省略しても可!
- 正答と自分の答えは、数式も含めて書く!
- 理由は、自分の間違えた理由を分析して、正答になる理由を書く!
実際に書いてみるとこんな感じ。
![](https://www.riderroca.com/wp-content/uploads/2021/01/IMG_6080-1024x217.jpg)
中には、間違えた理由を書きづらいものがあると思いますが、その場合は「何故この答えがあっているのか?」を書くと良いです。
何故こんなに細かいのか?
いざ始めてみると、結構文字数が多くて時間もかかり、戸惑うと思います。
何故こんな回りくどいことをしているのでしょうか。
エビングハウスの忘却曲線
皆さんは「エビングハウスの忘却曲線」をご存知でしょうか?
エビングハウスの忘却曲線とは、一度記憶した内容を、再び完全に記憶するのに必要な時間をどのくらい節約できたか(≒どのくらい記憶につながるか)を示したグラフのことです。
![](https://elite-lane.com/wp-content/uploads/2018/08/correct.png)
つまり、時間がたてばたつほど、覚えなおすのに時間がかかるということを示しています。
また、人間の脳には「必要のない記憶をどんどん取捨選択する」という便利な機能がついており
一回取得だけの知識は「不要な知識」と判断されることが多いのです。
何度も何度も反復することで、脳が「これは大事な情報なんだな」と判断し、「長期的な記憶」に変えることができるのです。
考えることで使える記憶として定着させる
復習することで長期的な記憶に変わることを説明しました。
では、単語や意味を知ればすべての問題を解くことができるのかというと、また別の話です。
そこで、「考える力」が必要になってきます。
日常生活でも同じですが、知識を「持っている」ことと「使える」ことは全く違います。
何故間違えたのか?何故これが答えなのか?を自分の頭で分析することで、自分の間違えやすいポイントを整理することが、この復習法の目的です。
さらに、記憶した知識と問題の意味を結びつけることができ、変わった問題が出ても自分の頭で考えられるようになります。
まとめ:少し時間はかかりますが…
いかがでしたでしょうか。
この方法は、私が中学~高校まで通った地域の学習塾で教えられた方法です。
書いたり分析したりする時間が必要ですが、その分、考える時間を取れ、頑張ったという達成感が味わえますよ。
もし、勉強に苦労されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしていただきたいです。
もう少し詳しい方法については、お世話になった塾長が書いた下記書籍に書かれています。
教育論も素晴らしいので、教育本としても非常にためになります。
以上、ろかでした。Adios!
コメント