Hola! ろかです。
いきなりですが、MotoGPがお好きな方はこのタイトルを見て「うわ、無知で草」と思ったでしょう。
特にレースに興味がない方は、違和感を感じないかもしれません。
“Jorge Lorenzo” はスペインの超有名なオートバイレーサーで、2019年シーズンまでMotoGP(バイクレースの世界グランプリ)でばりばり活躍していました。
“Jorge Lorenzo”、さて、どう読むのでしょう?
答えは…「ホルヘ・ロレンソ」です!
…知らなかったら読めるわけない。
でも、その読み方のルールまでご存じでない方が多いのではないでしょうか?
今日は、英語とは違うスペイン語の発音のおはなしです。
簡単な読み方がわかれば、現地風の発音で選手を覚えられますから、一目置かれるかも?
ここが違うよスペイン語の発音
基本的にはローマ字読み
スペイン語は、日本人にとっても優しい言語で、基本的にはローマ字読みで問題ないです。
例を挙げてみましょう。
- salsa(ソース) → 「サルサ」
- coche(車) → 「コチェ」
- mesa(机) → 「メサ」
細かいことを言えば、LとSは英語と同じ発音ですので、中学校の授業を思い出してください。
“J” “G”は「ハ行」
まず一番異なる発音は、JとGの発音。
母音(アエイオウ)がそのまま付くと、日本語でいう「ハ行」の音になり、2つのアルファベットを使って表現します。
- Ja(ハ) Gi(ヒ) Ju(フ) Ge(ヘ) Jo(ホ)
そのため、タイトルにある”Jorge”は、「ホルヘ」になるわけですね。
サッカーがお好きな人は、これで”Getafe”も読めますね。
ガ行もあります
「ガギグゲゴ」は、想像通り“G”を使って発音するわけですが、そのまま母音をセットするとヒ・ヘの音が混ざってしまいます。
安心してください。ちゃんと解決策があります。
- Ga(ガ) Gui(ギ) Gu(グ) Gue(ゲ) Go(ゴ)
ギ・ゲだけは、“ui”をつけることで発音を変えることができます。
グイ、グエと早口で発音してみたらギ・ゲに聞こえなくもない…
昔の人の知恵でしょうか?
“Z” は “th”
スペイン語には、日本語でいう「ザジズゼゾ」の音がありません!
“Z” を使うと英語でいう “th” の音になります。
また、J,Gと同じく2つのアルファベットが混ざり、”th”の行が完成します。
- za(サ) ci(シ) zu(ス) ce(セ) zo(ソ)
このルールから、“Lorenzo”が「ロレンソ」になります。
同じ理屈で、”Márquez” も「マルケズ」ではなく「マルケス」になるというわけです。
補足:分かれる”lla”問題
今回は詳しく紹介しませんが、スペイン語には“lla”という「ジャ」と「リャ」の中間の発音が存在し、カタカナ表記が分かれるところです。
よく分かれているのは、“Castilla”という単語。
首都マドリッドがある州の名前ですが、日本語表記は「カスティジャ」「カスティリャ」の二つに分かれています。
MotoGPではいずれも表記がないので安心(?)ですが、Castillaという名前(苗字)があります。
これからCastillaさんというライダーが出てきた時、日テレはどちらで読むのでしょうか?
個人的に気になっています。
まとめ
日本の街中でよく見かける「英語じゃないけどよくわからん店名」は、フランス語、イタリア語、スペイン語のいずれかが多いなと思います。
ラテン語系はおしゃれなイメージがあるからでしょうか。
他にも発音の法則はあるのですが、今回はJorge Lorenzoという名前を用いてご紹介しました。
2021年シーズンで新しいライダーが参戦しますし、今回の法則を使えばカタカナを待たずともさらっと読むことができますよ!
以上、ろかでした。Adios!
コメント