バイクを買うのはいつがオトク?知っておきたい税金のはなし

バイクって楽しい!
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(2022年4月25日に更新しました)

3月は、新生活の準備と同時に、免許を取りに教習所に通い始める学生さん、新社会人の方々が多くなりますね。

免許が取れたらすぐにバイクに乗りたいと思っている人も多いのではないでしょうか。

さっそくバイクショップに行って、いよいよ契約!

免許を取ったらすぐ乗りたいから、納車日は3月中にしよう…

と、思っている方、ちょっと待ってください!!

納車日をいつにするかで、1年分の税金を節税できるかもしれません!

今回は、つい見過ごされがちなバイクの税金についてお話します。

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4月納車がいい?バイクにかかる税金のはなし

バイク取得時にかかる税金は2種類

バイクを買う時、取得する時には、主に2つの税金がかかります。

  • 軽自動車税
  • 重量税

いずれも地方税(都道府県に納める税金)で、市役所・陸運局が情報を管理しています。

排気量によって金額が異なりますが、このうち取得日が関わるのは軽自動車税です。

軽自動車税

軽自動車税は、1年間バイクを所有していると発生する税金です。

日本の税制では、二輪は軽自動車に区別され、その中で原付(一種・二種)、軽二輪、小型自動車と分かれていきます。

登録日と納車日

バイクが自分の手元に引き渡される日のことを「納車日」と言い、「このバイクの所有者は自分です」と役所へ申請し、受理された日を「登録日」と言います。

そのため、厳密には納車日と登録日は異なります

この登録日軽自動車税節税のカギとなります。

軽自動車税の金額

税額は、90cc以下、125cc以下、126cc~250cc以下、250cc~の4段階で変わります。

出展:総務省/地方税制度(平成28年度改正内容)より

上記の金額は1年分の金額で、日割りや月割りの計算はされません

また、納税通知書は、4月1日時点で所有していた人に、5月頃に送られます。

これを踏まえると、9月に登録・納車されてから翌年4月1日時点で所有したままだと、実質6カ月しかたっていないのに1年分の税金を納めなければなりません。

つまり、3月中にバイクを取得しようと思っている人は、1か月もたっていないのに1年分の税金を払ってしまうことになるのです。

これを逆手に取ると、4月2日以降に登録、納車日を設定すると、ほぼ1年分軽自動車税を払わなくてよくなるのです

その節約したお金で、ツーリング先でおいしいご飯を楽しんだり、その他の趣味に使える資金が増える、と考えればオトクではないでしょうか。

もし日程の余裕があれば、早く自分のバイクを手に入れたい気持ちをぐっとこらえて、登録日と納車日は4月2日~4月末までに設定することをおすすめします。

念のため、バイクショップで購入する際は「登録日は4月2日以降でお願いします」と伝えておくとベストです。

売却の時も気を付けたい

4月1日時点の所有者に納税義務があるということは、売却するタイミングにも影響があります。

ずっと売ろうと思っていたのに、タイミングを逃して4月1日以降に売却、登録を抹消したら、本来払わなくても良かった税金を払うことになってしまいます。

そのため、売却のタイミングは2月~3月がお得だと言えるでしょう。

・軽自動車税は、4月1日時点でバイクを所有していた人が対象
・日割りや月割りは無く、1年分の税金がかかる
・4月2日~4月30日の間でバイクが登録されたら、ほぼ1年分の節税になる

重量税

重量税は、排気量と新規登録から経過した年数によって変化する税金です。

バイクの購入時に納める必要があり、排気量によって支払うタイミングや金額が異なります。

軽自動車税のように、取得日によって損得が分かれる税金ではありませんが、購入するバイクがどのくらいの年齢なのか?によって費用が変わります。

新規登録から経過した年数

新規登録から経過した年数というのが、重量税にとって非常に重要になります。

ポイントは、「新車か中古車か」という視点です。

新車であれば、工場からホヤホヤの生まれたてなので、当然未登録の状態=経過0年です。

一方、中古車は誰かが新車時に登録した年を0年として、そのバイクが廃車されない限り年数が経過していきます。

つまり、あなたが初めて手にしたバイクが1990年代で新車登録されていれば、登録後30年以上経過しているため年2,500円×2年=5,000円の重量税になるのです。

重量税の金額

ここでは自家用車を前提として話を進めます。

出典:国税庁平成31年度税制改正 2019年5月1日からの自動車重量税の比較表

車検のない250cc以下のバイクは、購入時に一括で4,900円を払う必要があります。

言い換えれば、所有し続けても以降の重量税は発生しないということです。

一方、250cc超は車検(継続検査)のたびに2年分の納税が必要です。

つまり、中古で車検切れのバイクを買う時は、新車時と同じく2年分の納税が必要なので注意してください。

廃車手続きをすれば税金は不要

でも大切な愛車は売りたくない、手元に置いておきたい!という方は、廃車手続きをすれば税金は不要です。

その場合、ナンバーを返還しなくてはならないので、もちろん公道は走れなくなってしまいますが、サーキットや私有地での走行は可能です。

ハイエースなどで現地まで運べば、まだまだバイクを楽しむことができます。

乗らなくてもいいよ、という方は、大切な思い出のバイクをお家に飾っておくのも一つの手段ですね。

ただし、メンテナンスはこまめに!

・重量税は、排気量と新規登録から経過した年数が重要
・250cc以下のバイクは購入時一括で4,900円、以降の納税はない
・250cc超は車検ごとに2年分の納税が必要

まとめ

税金のはなしは、バイク購入時には軽視されがちなポイントですが、情報を知っているだけでツーリング1回分くらいのお得感があります。

バイクを買う時、所有している時、売る時にも大切なので、覚えておいて損はないと思います。

かしこく節約して、充実したツーリングライフを送りましょう☆

以上、ろかでした。Adios!

2021年3月4日追記・訂正:「軽自動車税」の正しい賦課日は4月1日でした。訂正してお詫びします。また、登録日に関して追記しました。

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