「大型バイクに乗ってみたい。でも、女性の私に大型二輪免許なんて取れるのかな?」そんな不安、ありませんか?
結論から言うと、大型二輪免許は女性でも取れます!私も25歳で取りましたが、特別な体力も運動神経もありませんでした。
ただ、教習で何が大変なのかはあまり語られていない気がします。
この記事では、163cmで非力な私が大型教習で実際にぶつかったこと、そして乗り越えた方法をお話しします。

筋トレは要りません!必要なのはコツと準備なので、一緒に確認していきましょう。
大型二輪免許は女性に難しい?
大型二輪は女性には難しい、とよく言われますよね。
ただ、難しいと言っても、ポイントは様々。
私が25歳で取ったときに何が大変で、何が大変ではなかったのかを説明します。
結論:非力でも取れる!
私は25歳で大型二輪免許を取りました。身長163cm、特別な体力も運動神経もありません。卒検は一発合格、ハンコをもらえなかった課目もゼロでした。
…と書くと自慢みたいですが、決して私が上手だったからではありません。
19歳で普通二輪を取ってから、ずっとバイクに乗り続けてきて、バイクの操作に慣れていたからなんです。

教習で落ちるのは下手だからではなく、バイクの経験値がまだ足りていないだけです。時間をかければ、必ずできるようになりますよ!
重さと怖さがハードルを高くする
女性が不安に感じるのは、引き起こしや取り回しできる筋力がないこと・足がつかないことが大半です。
でも実際に教習を受けてみると、力そのものが問題になる場面はほとんどありません。
むしろ、無理やり力を使ってしまうと危ない場面が多いです。転倒しそうになっているのに無理やり踏ん張ろうとして足を傷める…なんてことはあるあるです。
引き起こしも取り回しも、コツと体の使い方を覚えれば、力が無くてもできちゃいますよ。
- 教習車が重い!倒したら起こせるか不安になる
- 一度コケると同じ課題が怖くなる
- 足つきに余裕がないと、止まるたびに緊張する

私がしんどかったのは、腕の力より立ちゴケが怖いという不安でした。
教習が難しいと感じる理由には、バイクの重さから来ていることがほとんど。だから対策も、筋トレではなくコツと準備が大切です。
入校のハードルは引き起こしと取り回し
教習所に申し込む前に、いちばん怖いと感じるのが引き起こしですよね。
「取り回し・引き起こしができなくて入校を断られた」という話も聞きます。
事前審査があるかは教習所によって違うので、私の通った教習所の場合をお話します。
事前審査が無かった教習所
初回の教習で引き起こしと取り回しをやりました。入る前に引き起こしのチェックはありませんでした。
やり方は教習所によって全く異なり、女性と60歳以上だけ事前審査をするところもあれば、全員にやるところ、まったくやらないところもあります。

不安なら、申し込む前に電話で「事前審査はありますか?」と聞いてしまうのがてっとり早いです。
サイトや申込書に書いていない教習所もあるので、申し込みに行く時は、動きやすい服装で行くと安心です。
コツをつかめば引き起しは簡単
200kgを超える車体は男性でも腕の力だけでは持ち上がりません。大事なのは力ではなく体の使い方です。
足の力を使って、バイクを体全体で向こう側に押し倒すイメージです。
起こし方のコツは、こちらの記事にまとめています。教習の前に読んでおくと、当日の不安がかなり減りますよ!

センタースタンドは体重で踏み込む
取り回しでもうひとつ心配されるのが、センタースタンドをかけることです。
ほんの少し自分の体にバイクを預けて、全体重をかけるようにして一気に踏み込むことが大切。
女性は男性に比べて体重が軽く、少しでもためらってしまうと逆効果なので、バイクを倒すくらいの勢いで思いっきりやりましょう!

センタースタンドがあるかは車種次第なので、まずは通いたい教習所のバイクにセンタースタンドがあるのか確認してみてください!
取り回しはハンドルを切らない
押して八の字に歩く取り回し。バイク本体が重いのは確かですが、決して腕の力だけでバイクを押そうとしないことが重要です。
車体を少し傾けて自分の腰で支えるのがポイント。バイクの重さが腕・腰に分散され、歩く力がバイクにしっかり伝わり、動かしやすくなります。

ハンドルを切らずに、バイクの重みだけで曲がるイメージを持ちましょう。
普通二輪と大型の違い
普通二輪を持っている方が知りたいのは、大型で何がどう変わるのかですよね。
実際に両方の教習を受けた私から見ると、変わるのは3つだけでした。
教習車が重くなる
教習車はネイキッドの車両なので、重量がある車種です。
普通二輪の教習車CB400SFが約200kg、大型教習で多く使われるNC750Lが約228kgなので、およそ30kg重くなります。
大型教習で使ったゼファーのバイク本体は約220kg、さらに教習車のエンジンガードなどが加わって、実際は230kg前後だったはずです。
CB400SFと比べてたった30kg重いだけで、押し引きだけでかなりの重労働でした。

教習車置き場から開始地点まで運ぶだけで、腕がプルプル。
ただ、教習所は練習するところです。だいたい200kgある大型バイクを動かして、自分が大型バイクに乗る時に扱いやすくなるよう、しっかり特訓しておきましょう!
大型にしかない波状路
大型二輪だけにある課題が波状路。デコボコの上を立ち姿勢で通過する課題です。
デコボコの上を走るとかなりバイクが揺れるので、聞いただけで怖いと思う人は多いはず。
でもポイントさえ気をつければ、決して難しい課題ではないんです。
- 内ももの筋肉を使ってしっかりバイクを挟む
- 膝をゆるめてクッションを意識する
- 腕には力を入れない

腕でこらえようとするとハンドルが暴れます。挟むのは内ももの力、腕は添えるイメージです。
下半身で支えて、上半身は力を抜くという、バイクの基本がそのまま課題になっている感じでした。
他の課題は一緒
波状路以外の課題は、普通二輪と同じです。
一本橋、スラローム、急制動、クランクと、課題そのものは普通二輪とやることが変わりません。
変わるのは車体の重さと、求められるタイムです。同じ課題でも、重い車体で、より短いタイムでやることになります。

新しいことを覚え直すというより、一度やったことのある課題を重い車体でやり直す感覚でした。
ちなみに私は、普通二輪のときにクランクで何度も立ちゴケしていました。
でも大型では一度もコケていません。腕が上がったわけではなく、どういう時にコケるのかを知っていただけです。

教習中の足つきは工夫できる
「何cmあれば大型に乗れるの?」は、いちばん多い不安ですよね。
163cmの私の実感と、教習中に足つきを稼ぐ方法をお話しします。
何cmから乗れるという基準はない
私の身長は163cmです。女性の平均身長より少し高いくらいです。
正直に言うと、何cmあれば大型に乗れるという基準は存在しません。同じ163cmでも股下は人それぞれだし、バイクによってシート高も車体の幅も全然違うからです。
そして大事なのが、両足がベッタリつくことは大型に乗る条件じゃないということ。しっかり片足が着けば止まれます!



グロムに比べればR3の足つきは悪いです。でも、片足をしっかり着くようにすれば、まったく問題なく乗れています。
足つきを稼ぐなら厚底ブーツ
足つきは装備で数センチ変えられます。いちばん手軽なのが厚底のライディングブーツ。
「たかが2〜3cm」と思うかもしれませんが、つま先立ちより親指の付け根がしっかり着く方が、安定感がぐっと高くなります。


教習車はローダウン仕様を選ぶ
教習所によっては、教習車にローダウン仕様があります。シートの高さを低くすることで、バイクにまたがった時の車高が低くなり、足が地面に着きやすくなります。
私は普通二輪の教習中、足が着かないことが不安で、CB400SFのローダウン仕様に乗っていました。大型のゼファー750ではローダウンを選びませんでしたが、それでも片足はべったり着いていました。
足つきの良さは、車高の他にシートの幅も関係するため、大型だからといって、足つきが悪くなるわけではないんです。

足つきが不安なら、入校のときに「ローダウン車はありますか」と聞いてみてください。あるかどうかは教習所次第ですが、聞くだけならタダです!
普通二輪のあと大型?いきなり大型?
普通二輪を取ってから大型二輪に申し込むか、いきなり大型二輪に申し込むか、迷う方もいますよね。
お金の話と安全の話で真逆の答えになりますが、私個人としては普通二輪で経験を積んでから大型二輪を取得することを強くオススメします!
費用はいきなり大型が安い
普通自動二輪→大型と教習を2回分けるより、いきなり大型を取るほうが安く済みます。
私が通った阪神ライディングスクールの料金表(MT・社会人・四輪免許あり)で計算してみました。
| ルート | 技能 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| 普通二輪→大型(2段階) | 17時限+12時限 | 228,250円 |
| いきなり大型 | 31時限 | 219,120円 |
差は9,130円で、いきなり大型を取るほうが安く上がります。
入学金や検定料が二重にかからないぶん、まとめて取るほうが費用面ではオトクです。教習時間も長いので、基礎をじっくり練習できます。

免許の交付も1回で済みます。交付は平日しかやっていないので、平日仕事がある社会人にはありがたいポイントですよね。
金額は教習所と地域で大きく変わるので、必ず近くの教習所で確認してください。
女性は普通→大型のステップアップがオススメ
お金だけ見れば、いきなり大型が安いですが、特に女性は地道なステップアップをオススメします。
教習所によっては、バイク未経験の女性がいきなり大型の教習に申し込むことをNGとしているところもあります。
女性は、男性と比べると体格も筋力も劣ってしまいます。ジェンダーの時代ですが、まぎれもない事実。
ですが、ここまで説明してきたように、バイクに必要なのはパワーではなくコツ・慣れなんです。
125や250から始めて、バイクに触る時間を増やして、体に覚えさせる。遠回りに見えて、いちばん確実で安全な道だと考えています。

9,130円は決して安い金額とは言えませんが、安全に慣れるための授業料だと思いましょう。MotoGPライダーも小排気量からステップアップしていますよ!

通学と合宿はどっちが向いてる?
通学は仕事や家庭がある人向けですが、予約が取りにくいと間延びしてしまいます。
間が空くと感覚を忘れるので、できるだけ詰めて予約するのがコツです。
合宿はまとまった休みが取れるならぜひ選択したい方法です。短期集中なので感覚を忘れないのが最大のメリットになります。

教習所選びの基準に「教習車は何か」を入れるのもアリ。好きなバイクだと、重くてもキツくても頑張れます!

年齢も性別も関係ない
大型二輪は男性ばかり、しかも若いうちに取るもの、というイメージがありませんか?
実際、私が通った教習所でも7〜8割が男性で、女性は少なめでした。しかも、ミドルの女性となると人数はもっと少なくなります。
ですが、教習や免許を取るのに年齢や性別は全く関係ないと思っています。

70・80歳の方がバイクの免許を取るとなると、別の問題が絡んでくるので言及はしません…。
バイクの経験が最も重要
大型二輪免許を取るのに年齢の上限はありません。教習所には40代、50代の方がたくさんいますし、60代以上の方もいらっしゃいます。
体力や反射神経は、年齢が上がるにつれて衰えていきます。現実を見るのは悲しいですが、10代の頃と比べれば確実に老化しています。
ですが、バイクに乗る時に大切なことは筋力ではなく、体の使い方や危機管理のほうがずっと重要です。
コツさえつかめれば、筋力が少なくてもバイクを運転するのはそれほど難しくありません。
- カーブを曲がる時の目線・重心の移動
- ゆっくりとしたストップ&ゴー
- 交差点や見通しの悪いカーブでの危機予測
大事なのはバイクに触っている経験と時間。20代でもブランクがあれば苦戦するし、50代でも普段から乗っていれば体が覚えています。

私が卒検を一発で通れたのも、19歳からずっと乗ってきた6年のバイク経験があったからです。
女性が向いてないわけではない
教習所時代、大型教習を受けている女性は私ひとりでした。
一度、同じ教習所のオジサマに「女性だからどうせ下手」という目で見られたことがあります。
でもその方、急制動で盛大に転倒していました。
バイクの上手い下手に男も女も関係なく、大事なのはバイクに触ってきた経験だけです。
■ 二輪免許を持っている人の数(令和5年末)
| 免許の種類 | 全体 | 男性 | 女性 | 女性の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 大型二輪 | 7,642,584人 | 7,208,055人 | 434,529人 | 約5.7% |
| 普通二輪 | 10,852,625人 | 9,330,817人 | 1,521,808人 | 約14.0% |
数字で見ると女性は確かに少なく、大型二輪免許を持つ女性は約43万人で約5.7%。ですが、裏を返せば43万人も仲間がいるということです。
普通二輪まで広げれば、女性は約152万人(約14%)。あなたのまわりにいなくても、日本中にはたくさん仲間がいます。
大型を持っている女性が少ないのは、大型に向いていないからではありません。バイクに興味のある女性が少なく、さらに大型となるともっと減るだけです。

逆に大型に乗っている女性は、同じ女性からも憧れになりやすいです!ぜひ、あなたが憧れられる人になりましょう!
まとめ!必要なのは力より慣れ
大型二輪は非力でも取れます!教習を難しく感じる理由は、筋力ではなく、車体の重さと、そこから生まれる怖さからです。
- 引き起こしが不安…力ではなく体の使い方のコツを知る
- 足が届かない…厚底ブーツ・教習車のローダウン仕様を使う
- ブランクがある時…小さいバイクでバイクに触る時間を増やす
- 費用が気になる…いきなり大型のほうが安く済むこともあるが、オススメしない
- 年齢が気になる…上限なし!体の使い方・危機管理が大切
免許を取ってすぐに大型バイクに乗る必要はまったくありません。
不安が残るなら、今の小さなバイクでしっかり練習してから、大きなバイクに挑戦するのも作戦の一つです。

大型バイク女子がいっぱい増えますように!









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